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タンザニアにきて、7か月。途上国に暮らすストレスについて考察してみた(分析編)

time 2017/11/16

タンザニアにきて、7か月。途上国に暮らすストレスについて考察してみた(分析編)

Habari za siku nyingi? (お久しぶりです)
ずいぶんと更新の感覚が空いてしまいました。

半年をすぎたところで何かしら書くつもりが。
ばたばたしてたり、気分が乗らず。笑
7か月めも半分がすぎようとしています。

さてさて、この未更新だった2か月余り
どうしていたか、というと。

途上国生活でのストレスにどっぷりはまりこんでました。
よくある話ですね
そんな途上国生活での心境の変化、ストレスに思うことなど
自分の心の整理も兼ねて、分析してみました。

 

目新しくて全部面白い!/赴任1~3か月頃

到着直後は雨季の終わりごろでした

タンザニアにきた当初。
初めてのアフリカ。

何を見ても目新しくて面白いです。
街中で聞こえてくるのはスワヒリ語ばかり。

日本人、というかアジア人が珍しいからよく話しかけられる。
タンザニアに住むアジア人は中国人が圧倒的に多いので
「チナ!」(スワヒリ語で中国の意味)と言われることが多いのですが
「違うよ、ジャパニだよ」って返したり
そっからつたないスワヒリ語で会話をしてみたり。
訓練所や語学学校で勉強したスワヒリ語を実践できる、伝わるっていうのが面白い。

街を歩いてみても
ダラダラ(ローカルバス)に乗っても
市場で買い物してみても
ローカルレストランでの食事も

とりあえず、目新しくて、全部楽しい。面白い。

数日間続いた断水や一晩中の停電も
「ついにきた!途上国あるあるだな~」って
困りながらもどこか楽しんでいたところがあります。

時間通りに進まないスケジュールも、
「ああ、ほんとにそうなんだ」って面白がってました。

最初はそんな感じで過ごしてました。
新しい環境を知るのがすきだった自分。
目新しいことは面白いです。

 

良くも悪くも、慣れてくる/赴任4か月目以降~

3か月もタンザニアに住んでると、だんだんいろんなことに見慣れてきます。

街の風景も、生活も、仕事も。
すべてに慣れて、当たり前になってきます。

そうなると。

いろんなことが気に障るようになってきます。

チナチナ攻撃

冒頭でもふれたとおり、タンザニアに住むアジア人では中国人が圧倒的に多いです。
だからか、街を歩くだけですぐ、「チナ!チナ!」と呼び止められます。
最初は笑って、「違う、私は日本人だ」なんて返したりしてましたが。

だんだん、めんどくさくなってきます。

悪気はないんですけどね。
小さいころ、欧米人見ると「アメリカ人だ!」って思ってしまってた感覚に近いんじゃないかな。と思います。

でも、小さい子だけでなく、大人も平気で言ってきます。
もう、きりがないし
「私はチナじゃないから」と開き直り、チナと呼ばれたら無視することにしました。笑

ナンパの嵐

やっぱりアジア人が珍しいから
ひとりでちょっと街をあるいてると、
「Hey,sister!」「My friend!」とか、あいさつとか、、すぐ声をかけられる。

それも最初はにこにこして応対してたけど。

そこで一言返すと、次に言われるのが
だいたい「携帯番号教えて!」もしくは「結婚してるの?」のどちらかです笑

きりがない。。

そんな初対面のひとにいきなり番号渡すか、って感じなんですけどね。
無視しても懲りずに声かけてくる人もいて、強いハートを持ってるなともはや感心してしまうことも。笑
だいたい少し無視してれば、諦めてどっか行くんですが
1回だけ、無視しても無視してもずっとついてきたことがあって、怖かったです。なんとか撒きました。

番号教えたらどうなる?

街中のナンパの人じゃないんですが。
近くの村を歩いてて。
村にいた20代前半くらいの男の子たまたま出会い、喋ってました。
結構長い時間喋ってて、楽しかったので
友達になれそうだなーと、番号交換したのですが。
「I love you.」とか「デートしよう」とかそんなんばっか頻繁にくるように。
電話も結構かかってきました。怖い。
家や学校に近い分、家まできたらどうしよう、とか不安になりました。
友達できたと思ったのになー。。
迂闊に番号なんて教えたらだめだな、と学習。

 

スワヒリ語疲れ


協力隊合格してから、学び始めたスワヒリ語。
つたないなりにも、会話がつながると楽しいし、
少しずついろんなことが言えるようになるのは嬉しかったです。

ですが、やっぱり外国語。疲れてきます。

買い物など日常会話で使う言葉にはあまり困らなくなってきても。
仕事上で伝えたいことがうまく伝えきれなかったり
少なくとも2時間以上続く会議で全速力で進むスワヒリ語を追い続けたり(そして半分以上わからない)
タンザニア人同士の雑談でみんな笑ってるのにわからなかったり

これが続くと、いやになってきます。
一時期はもうスワヒリ語聞きたくない!とまで思いました。

スワヒリ語の勉強にもなるし、村の人にも会えるし、
と思って日曜のミサにも顔を出してましたが
何時間も続くスワヒリ語の大演説(半分以上わからない)を聞き続けるのも苦痛で
行かなくなってしまいました。。

 

不安定なインフラ

12Lペットボトルを両手にもち、歩きます。もはや筋トレ。

ソーラーランタン充電中

冒頭にも書きましたが、インフラが安定しません。
水道は朝の数時間だけ。
(ちなみに今、、乾季の終わりのため水不足となり、1か月近く断水しています。雨季が始まるまで、水道は回復しないそうです。毎日水を汲みにいっています)
電気は割と安定してるけど、調子が悪いと数時間、もしくは一晩中の停電もある。
1日くらいならなんとかなるけど、それ以上になると、冷蔵庫の食べ物が腐り始めます。。

不安定なインフラにも、最初は途上国あるあるだ!なんて楽しんでましたが。
何度も続くと、慣れてくる一方で
ただ生活するだけにいろんなことを考えなきゃいけない現状に疲れ
(断水する前に洗濯!とか水汲みにいく苦労とか、充電の心配とか…)
インフラについて何も心配することのなかった日本の暮らしが恋しくなります。

交通事情

私の住む地域はダルエスサラームからバスで10時間以上かかります。
(飛行機も一応ありますが…かなりお高いです。)
イリンガ州の一番大きい街にいくにも片道2時間。
任地を抜け出すのに一苦労です笑

バスが基本の移動手段。国土が広いため都市間移動するのに日単位でかかることもしばしば。
土日の2日の休みでいけるところには限りがある。

会社員時代は、休日のお出かけで気分転換してたので、
それができないのはつらい。。どっかいきたいいいい!!ってなってました。

また、ダラダラとよばれる短距離バスの、通勤ラッシュ時の混雑はひどいです。
ダラダラで語学学校に通っていたころ、通勤時間帯と重なり毎日大変でした。
日本で通勤ラッシュ慣れしてない私には苦痛でした。

日々の活動について。。

赴任時期が第2セメスターの途中でした。
環境に慣れるため、授業を見学したり、いろんな人と話したり
生徒と放課後スポーツしたり。
とにかくいろいろ一生懸命でした。

期末試験の試験監督や採点作業も一通り終わった頃。
生徒はそれぞれの自宅へ帰り、先生たちも出張なのか休暇なのか全然来ない。

そんな中、やることが一気になくなり。
自分に何ができるんだろう?
誰もいないのに毎日出勤する意味ある?

って気持ちになり、やる気を失うように。。

さてどうやって解決する??

ずらずらとやる気を失う過程について書いてみました。
やっぱり短期滞在と長期滞在では違うなーと思う毎日です。

前向きな記事も載せたいのですが。
長くなってきたので
ストレス解決編は次の記事
タンザニアにきて、7か月。途上国に暮らすストレスについて考察してみた(解決編)
へ続きます…

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