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タンザニア ダルエスサラーム 黄熱病予防接種情報

time 2017/07/17

タンザニア ダルエスサラーム 黄熱病予防接種情報

アフリカ・南米などの一部地域へ渡航する際、必要となるのが
黄熱病予防接種

 

そして、黄熱病予防接種を受けるともらえるのがイエローカード
一度接種すると、接種10日後から生涯有効です。

 


↑参考画像

 

さて、タンザニア渡航の際は必要なのでしょうか。

 

 

答えはNo!

日本(他、黄熱病感染リスクのない国)からタンザニアに入国する際は、イエローカード不要です。

ただし、タンザニアから他の国へ渡航する予定のある人は、予防接種をしておくことをお勧めします。

 

黄熱病予防接種をお勧めする理由
1.他国へ渡航し、タンザニアに再入国する際、イエローカードの提示が求められる場合がある
2.タンザニアから他国へ入国する際、イエローカードの提示を求める国が一部ある(黄熱病リスクのある国からの入国など)
3.黄熱病感染リスクのある国での乗り継ぎがある場合(12時間以上の滞在でイエローカード提示必須となるため)

乗り継ぎのみであっても、
黄熱病感染リスクのある国で12時間以上滞在するとイエローカードの提出を求められる
ので、注意が必要です。

例として、日本→タンザニアで考えると
エチオピア航空でアディスアベバ経由でタンザニアへ入国する場合。
アディスアベバで12時間以上のトランジットがあると、イエローカード提出要となります。。

 

2019.7追記
黄熱病リスクのない国(日本など)からタンザニアへの入国時はイエローカードは不要!
なのですが…
タンザニアの空港の入管担当者がそのルールを理解していない場合が多く、
黄熱病リスクのない国からの入国であっても、イエローカードの提示を求められる場合があります。。

とりあえず全員に「イエローカード提示しろ!」と言っている可能性が高いです。
ルールを知らない担当者がそもそも問題なのですが…
「なんでイエローカード持ってないんだ?」と揉めるケースもたびたび聞くので。
もし時間的・金銭的余裕があれば、入国時のトラブルを避けるためにも接種がおすすめです。
てか、ちゃんとルール把握しとけよ、って話なんですけどね。。

タンザニアへの入国にはイエローカードは不要ということだったため、私は黄熱病予防接種を打たずにタンザニアへ渡航しました。(経由地は中東UAEのアブダビだった)
しかし、イエローカードがないため、黄熱病感染リスクのある国への渡航ができない。
一部の国に入国する際にイエローカードが必要である。
乗り継ぎ空港で立ち寄っただけでも、提示が必要とされる場合もある(上述の12時間ルールなど)。
ということをタンザニアへ入国してから知る、、、

と、いうことで、タンザニアで黄熱病予防接種、打ってきました!。

 

そもそも、黄熱病って?

 

蚊(主にネッタイシマカ)に刺されることで罹る全身性の感染症です。
発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が出ます。
有効な予防接種があります。ワクチン接種は指定された施設のみで実施されています。
感染症法では4類に分類されています。人から直接は感染しません。
厚生労働省検疫所 FORTH ホームページより引用。詳しく知りたい方はこちらへ
http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html

 

ちなみに入国時に黄熱病予防接種を必須としている国は以下の地図のとおり。


厚生労働省検疫所 FORTH ホームページより引用

日本国内では黄熱病予防接種できるの?

日本では限られた検疫所でのみ接種が可能です。
すべての接種機関で予約制となっているため、接種を考えている方はお早めにお問い合わせください。
黄熱病予防接種接種機関一覧
接種機関によって異なりますが、週に1回、平日のみ実施だったり
ワクチンがなく希望日に打てないということもあるようです。

渡航が決まったら、お早めに!!

予防接種が「接種10日後から生涯有効」なので
渡航ギリギリの日程で接種となると、
せっかく苦労して接種したのに、入国時にはまだ無効…なんてことも。

費用は大体10,000円程度。高いですね。。

 

タンザニアでの黄熱病予防接種情報

以前は民間の病院で予約なしで予防接種を打つことができました。

が、最近
偽イエローカード対策のため、政府系病院など限られた場所でしか打つことができなくなりました。
そしてパスポートの提示が求められます。

接種可能場所(ダルエスサラーム)

・ムナジモジャMnazi MMojaにあるGoverment Hospital

 

・ザンジバル行きAZAMフェリー乗り場近く

だいたいこのあたりです。はっきりとした場所が指定できず(すみません)
フェリー乗り場近辺までいって、近くの人に聞いてみることをお勧めします。

ダルエスサラームで黄熱病予防接種ができるのは以上2か所のみ。予約不要。

 

場所を知っていたため、Goverment Hospitalへいきました。
「Yellow Fever」の看板があるので、それをたどっていけば迷わずたどり着けます。

受付で黄熱病予防接種を受けたい旨伝えると、、
「今日は薬がない。明日来てくれ」

ええーーー!困る!
ダルエスサラーム滞在スケジュール上、なんとしても今日打ちたい。

と伝えると、フェリー乗り場近くなら今日打てるとのこと。

私のあとに来たタンザニア人の接種希望者と一緒に行きました。笑
しかし場所がわかりにくい。何度も近くの人に聞きました。。

ようやくたどり着き、係りの人に黄熱病予防接種を打ちたい旨伝えると、
パスポートの提示を求められ、待合室で待っているように言われる。
順番が来ると名前を呼ばれ、予防接種を打つ。
その後、イエローカードの準備ができると、再び名前を呼ばれ、イエローカードを受け取って終了です。

待ち時間もそれほど多くなく、スムーズに終了しました。

 

費用

$50(外国人価格)

外国人はドル払いだと事前に聞いており、ドルを持っていたのでドルで支払い。
ドルがない場合、頼めばタンザニアシリングでも支払可能かもしれません。(確実ではないですが)

 

ちなみに一緒に行ったタンザニア人はTsh20,000(1,000円程度)払ってました。
なにこの差…笑

それでも、日本で10,000円くらいってことを考えると、約半額。

ちなみに使っている薬は日本もタンザニアも輸入なので同じものだそうです。

まとめ:タンザニア渡航前に黄熱病予防接種は必要か?

結論からいうと、タンザニアのみの渡航予定であれば、渡航前の予防接種は不要です。

 

ただ、近隣国への渡航を考えている人で、

・ダルエスサラームでの滞在時、スケジュールに余裕があまりない人
・海外での接種になんとなく不安を感じる人(言葉など)

は、日本で接種しておくことをお勧めします。

 

特にタンザニア派遣予定の協力隊員、、
ダルエスサラーム隊員以外は訓練所入所前に日本で打っておくとスムーズかと思います。
ダル隊員ならいつでも病院いけるので問題ないですが、それ以外だと上京したタイミングに打ちにいかなければなりません。
他の予防接種との兼ね合いもあるので(黄熱病予防接種後は28日間他のワクチンが打てません!)、あらかじめ打っておくのがお勧めです。自費にはなってしまいますが。。
任国外旅行などで他国に行く際に必要になります。

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