2018/10/03

こんにちは
私がタンザニアに来て結構驚いたこと
「モバイルマネーが思った以上に普及している!!!」
日本と違って、クレジットカードもほぼ使えない。
(使えたとしても外国人向けのお店ぐらい)
現金取引が主なのかと思いきや、、
モバイルマネーがあちこちで使える。
都会の街中のお店だけでなく、ローカルな商店でも。
クレジットカード加盟店より圧倒的に多くの店で使えます。
M-Pesaってなんだ?
もとはお隣の国、ケニア発祥のモバイルマネーサービス。
ケニアで大流行し、タンザニアにもやってきました。
簡単にいうと、
携帯電話の番号を使って
送金や支払いができるサービス。
携帯電話の番号ごとにアカウントを開き、
そこにお金を預けることで、送金や支払が可能になります。
遠く離れた家族や友人に送金したり
電気代、携帯電話代の支払いをしたり。
タンザニアでは
日本のように銀行ATMがそこら中にあるわけでなく
銀行口座開設にも一定のハードルがある。
そんな背景があるからこそ
これまで銀行口座がないとできなかったようなことが
携帯電話だけでできてしまう。
これはかなりのメリットで、大流行するのもわかります。
そして、タンザニア人ではかなり多くの人が携帯電話を持ってます。
ネットが届かない田舎でも、ガラケーを持っています。
(そしてみんな電話大好きで、やたら電話したがる。笑)
M-Pesaは電話の電波を使っており、
ガラケーでも使えます
ちなみにM-pesaはVodacomという会社が提供するモバイルマネーサービスのこと。
各携帯会社から同様のモバイルマネーサービスが提供されてますが
(例えば、Tigo社のTigo pesa、Airtel社のAirtel Moneyなどなど。)
ここでは便宜上M-Pesaを例に説明していきます。
M-Pesaでできること
1:携帯電話だけで送金が完了♪
前述しましたが、
送金する人、送金相手ともに携帯電話の番号さえもっていれば
どんなに遠く離れていても送金することができます。
送金方法は簡単。
2.携帯電話のUSSDコードからメニューを開き、相手の電話番号、金額を指定する。
日本では聞きなれないものなのですが、、
[*150:00#] [*149*01#]など*から始まる各種コード。
電話画面で特定のコードを入力し発信ボタンを押すと、対応するサービスのメニュー画面がでてきます。
M-pesaなどモバイルマネーだけでなく、携帯電話代の購入にも使います。
M-Pesaなら[*150*00#]を入力すると、各種メニューが出てきます。
こちらのサイトが参考になるかと↓
タイの携帯電話を上手に使います。USSDコードの一覧です
これだけ。
処理が完了すると、受け取る側にSMSが届きます。
受取も身近な代理店にいけばOK
代理店はそこら中にあるので
送金・受取時に店舗が見つからなくて困る!ってことはほぼないです。
職場の学校近くにも代理店があります。
全寮制の学校なので、家族からの仕送りを受け取ってる生徒をよく見かけます。
2.銀行口座代わりに!預金、引出も簡単♪
携帯電話の番号に、お金を預けられる機能がついていると思ってもらってOKです。
これがいかに便利なことか…
私は銀行口座も持っていますが
銀行のATMって街まで出ないとないし、
あっても支店に付属してるものがほとんどで、
日本みたいにATMが独立してあるってのは都会以外ではほぼ見かけない。
田舎に住んでいると、お金をおろすのも一苦労だったり。
そんな中、M-Pesaの代理店なら
どんな田舎でも必ずひとつはあるので、
M-Pesaにお金を入れておけば、
現金が必要になったとき、どこでもお金をおろせます。
べんり~。
ある程度まとまった金額を銀行からおろし、M-pesaに入金しています。
あと、最近はM-pesaに対抗してか
モバイルマネーに参入する銀行も出てきました。
私が利用しているNMB Bankでは
NMB Moblileというモバイルマネーサービスを提供しています。
使い方はM-Pesaと全く同じ。
USSDコードを使いメニューを開くと
残高照会や送金、各種支払ができるようになってます。
ここからM-pesaへの送金もできるので、銀行ATMに行く必要がなくなりました。。
3.お店やレストランで支払!
お店でM-Pesaの表示と6桁の番号を見かけたら
その店ではM-Pesaで支払可能です。
USSDコードでメニューを開き、この番号あてに支払するだけ。
現金なくてもお買い物ができます。
3.携帯電話代、電気代の支払いもM-Pesaで♪
プリペイド式が基本のタンザニア。
携帯電話やネットも、電気も、事前に購入した分だけ使えます。
この、携帯電話代や電気代もM-Pesaで購入できます。
携帯電話代は各種プランを購入する感じになります。
音声通話のプラン、インターネットのデータプラン、両方がセットになったやつなどなど。
例えば、有効期限1週間で、音声通話30分とデータ2GB使えるプラン。とか。
自分が必要な分だけ購入すると、使えるようになります。
有効期限内でも、決められた容量を使い切った時点で、つながらなくなります。(音声電話受信は可能)
電気代は
USSDコードのメニューから、各種支払いを選び、
購入したい金額を入力するだけ。
購入後、20桁の番号がSMSで送られてきます。
この番号をメーターに入力することで、電気が使えるようになります。
使い切ったら停電してしまうので、使い切る前にチャージしていくのが大事!
とにかく便利♪ モバイルマネー
ここまで、M-Pesaでできることの代表例を紹介してきました☆
それからおまけに…
タンザニアの紙幣は10,000シリングが最高額紙幣。
10,000シリングと聞くとすごい高そうに感じますが
日本円にして500円程度。
必然的に手持ち紙幣の数が増えてしまいます。
財布がパンパンになりますw
そんな中でもM-Pesaにお金を入れておけば
大量の紙幣を持ち歩かなくていいので楽だし、安全対策にもなります。
(万が一携帯盗まれても、SIMカードの再発行ができます)
どこでもコンビニATMがある日本ではあまり必要性を感じなかったモバイルマネー。
ここタンザニアではとっても便利なシステムです。
個人的には携帯代のプリペイド支払い、慣れてしまえばこっちの方が断然楽です。
私が日本にいないあいだに
日本でもLINE Payとかモバイルマネーが流行り始めてるんですかね…そんなことを聞いたような。
日本のモバイルマネーももっと便利になってくれてたらいいな。
コメント
[…] タンザニアの人たちは銀行口座を持っていない人も多く、 モバイルマネーサービスが充実しています。 詳しくはこちらの記事をどうぞ↓ Safari Njema!日本よりも進んでる?タンザニアのモバイルマネー【M-Pesa】… […]
by タンザニア銀行事情 │ Safari Njema! 11月 27, 2018 4:19 pm