2018/10/03

Mambo?
タンザニア在住、Aiです。
タンザニアにきて1年がたちました。早いもんです。
先日、世界一周中の友人と
タンザニアへ旅行へくる友人からほぼ同時期に言われたこと。
「治安悪そうでいきたくない…できればダルエスサラームを通らずに旅行したい」
これ聞いて結構びっくりしました
アフリカ三大凶悪都市って…
おそらく残りふたつは南アフリカ・ヨハネスブルグ、ケニア・ナイロビ。
そのふたつに並ぶほどの治安の悪さなのか、ダルエスサラーム…
ただ、ダルエスサラームにおける犯罪が増加傾向にあるのは否めない事実。
旅行者の中で被害に遭われた方の話も聞きました。
これからダルエスサラームに来られる方向けに
犯罪状況、危険スポット、私が普段おこなっている対策方法をお伝えしたいと思います。
ダルエスサラーム犯罪状況
大前提!命が一番大事!!!
これはいちばん覚えておいてほしいこと。
ダルエスサラームにおける犯罪では
モノやお金目当てなものが多く、命まで奪うといったものは比較的少ない、と言われています。
なので、もし残念にも犯罪に遭遇してしまった場合は
極力抵抗はせず
相手の要求に従い、モノやお金は渡してしまってください。
モノやお金はあとから取り戻せます。
でも、命は取り戻せません。
モノやお金で命が助かるんなら、安いものです。
ダルエスサラーム危険スポット
【危険】サレンダーブリッジSelendar Bridge周辺
絶対に徒歩では行かないで!!!
犯罪集中エリアです。
サレンダーブリッジを渡ったあと、北方面、ロシア大使館あたりまでの場所で犯罪が多いようです。
歩道のすぐ横に茂みがあるので
そこからスリやひったくりをする者が出てくるようです。
わざわざ徒歩で行くようなところではないので、決して歩かないように。
【要注意】カリアコーKariakoo エリア
ローカル向けの大きい市場があるエリア。
人も多く、かなり活気があります。
野菜、果物、日用品、アフリカ布、衣料品…とりあえずなんでも売ってます。
人が多い分、スリやひったくりの被害も多いです。
タンザニア人でもかなり気を付けている様子。
ただ、このエリアに安宿が多かったりもするので…
最大限気を付けて、訪れるようにしてください。
犯罪事例
これまで私が聞いたダルエスサラームでの犯罪についてご紹介します
スリ、ひったくり
これがかなり多いです。
ダラダラ(ローカルバス)乗車中
スマホ、財布などのスリが非常に多いです。
犯人はターゲットを見定め、ターゲットの行動をずっと観察しています。
スマホを操作して、ポケットやかばんのどこにしまったか…しっかり見ています。
そして、ターゲットが油断した隙に、スリを実行するのです。。
肌の色が違うから、ただでさえ目立つアジア人。
常に見られてると思って、行動するようにしましょう。
あなたの行動、すべて見られてますよ!!
ダラダラ乗車中、タブレット端末を操作していたところ、窓の外からタブレット端末をひったくられる、
ということもあったようです。
★極力スマホや財布を出さない。
(出さなければ「スマホを持ってる」ということが犯人にわからない=ターゲットにならない)
どうしても操作したいならかばんの中でこっそり、短時間で。
★リュックやかばんは前にかける。自分の目のとどく範囲に。
手で抱えるようにしておくとなお良し。
路上で
斜め掛けバッグをもって歩行中、後ろから来た車に肩ひもを引っ張られひったくりに遭う
これ、怖いです。
すぐにバッグが身体から離れてくれればいいんですが、
そうでないと引きずられて大けがします。
対策
★極力手ぶらで歩く!
「何ももってないよ!」アピールに
持ち歩くお金は必要最低限にしよう。
シークレットポーチの活用も有効です。
★どうしてもかばんを持つなら、リュック前掛けするなど
気を使っているアピールを、。
どうしても斜め掛けバッグ使うなら、肩紐が見えないように上着やストールを羽織るなどするといいです
タクシー強盗
最近増加中、特に短期滞在者に多いようです。
被害額もさることながら、精神的ショックが大きい犯罪です。
よくある手口
観光地や旅行者・外国人の多く集まるエリアにて
「タクシー?安くするよ!!」などと親しげに近づいてくる。
また、日本人だとわかると
「こんにちは!」「日本人の友達いるよ!!」
「日本の○○知ってるよ~」
などこちらが気を許してしまいそうなことを話しかけてきます。
そして車に乗った後、人気のないところに連れていかれ
身ぐるみはがされ、お金やモノなどすべて盗られる
最寄りのATMに連れていかれ、限度額いっぱいまで現金を引き出させる
といったパターンが多いそうです。
★向こうから親しげに近づいてくるタクシーには絶対乗らない
近づいてくる奴は基本怪しい奴です。無視に限る。
★黄色ナンバーの車に乗らない
タンザニアでは車の種類によってナンバーの色が違います。
一般車は黄色ナンバー。
登録されているタクシーは白ナンバー。
よほど信頼しているドライバーでないかぎり、黄色ナンバーの車への乗車はやめましょう
現地在住外国人はいつも使っている信頼のできるドライバーを知っているので、紹介してもらうのも◎
★タクシー配車アプリ「Uber」を使う
これが最も有効です。
Uberは乗車後、ドライバーと乗客がお互いを評価するシステムになっています。
評価が低いと今後お客さんが取れなくなるので
犯罪がおこりにくい、と言われています。犯罪対策だけでなく、非常に便利なアプリなのでぜひダウンロードをお勧めします!紹介コード:【6bgulb】←アプリダウンロード後、登録時にこちら入力すると無料乗車がもらえるはずです
番外編:長距離バス乗車時
バス移動が基本のタンザニア。
ダルエスサラームから、長距離バスに乗って他の都市へ移動することもあるかと思います。
そんなときに気を付けてほしいこと。
隣の席の人から食べ物や飲み物をもらったりしないように!
見知らぬ人でも話しかけるし、
「カリブ~(welcome)」といってお菓子などを分けてくれる
フレンドリーで優しいタンザニア人。
この、カリブ精神から分けてくれる優しい人がほとんどなのですが、、、
ごく一部ですが
睡眠薬を混ぜたものを渡し、眠らせて強盗する…といったこともあったようです。
そのような状況になったときは
「Nimeshiba!(お腹いっぱい!)」とでも言っておきましょう。
それならば失礼にはあたりません。
さいごに
もっとたくさんの日本人の方に、タンザニア、いやアフリカにきてほしいなあ
とよく思っています。
「情報少ないし、なんか怖いし、、」尻込みする気持ちはものすごくわかります。(私もそうだったから)
ただ、せっかく勇気出して来てもらったタンザニアで、
こういった悲しい被害にあう人を少しでも減らしたい、そんな思いで書きました。
気を付ければ防げるものも多くあります。
最大限気を付けて、タンザニア滞在楽しんでいってもらえれば、と思います。