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【青年海外協力隊】PCインストラクターって何するの?専門性がなくても大丈夫?

time 2017/05/13

【青年海外協力隊】PCインストラクターって何するの?専門性がなくても大丈夫?

協力隊合格後、身近な友人たちへ報告するとよく言われるのが、、

「え、すごいね! 井戸掘るの?」

青年海外協力隊=井戸掘り のイメージが強いのか?
そういった案件もあるとは思いますが…笑

私の職種、「PCインストラクター」ではおそらく井戸は掘りません( -д-)ノ
では 一体何をする職種なのか?を説明していきます。

PCインストラクターとは

PCインストラクターとは、、

主にPC講師として、小中高等学校、教員養成校、職業訓練校等の教育機関をはじめ、官公庁や障害者支援施設等に派遣され、現地の人とともに活動を行います。
日本でのITを活用した実務経験やITの基礎知識に加え、現地の人向けにわかりやすいカリキュラムや教材を作成するなどの創意工夫が求められます。

・・・2016年度春募集 要請一覧より引用

とのこと。
簡単にすると、
案件にもよりますが、学校等で初級者向けのPC基本操作Word Excel Powerpoint の操作指導PCルーム管理等がメインとなってきます。

専門性が求められない?

で、実は、
PCインストラクターって

あんまり知られてないようなのですが

「専門の資格が求められない職種」なんですね。

「青年海外協力隊って、何かしらの専門分野がないと応募できないんじゃないの?」
なんてよく思われがちなんですが、
専門分野や特定の資格がなくても応募可能な職種があるのです!!

 

「専門の資格が求められない職種」というと

「コミュニティ開発」「青少年活動」「環境教育」あたりがあげられます。

 

だがしかし、、
誰でも受けられるだけあって
どれも倍率が高い。。。
きっとものすごいハイスペック人間が応募してくるんやろな、、
私には厳しいかも。。とかなり弱気になりました。

 

いざ青年海外協力隊になりたい!応募しよう!と考えたとき

自分にあったものが

・大卒

・事務職での勤務 4年半

・週末ボランティア、短期ボランティアの経験あり

ぐらいだったんですね。

やべー自分専門性とかなんもないよ、、(´Д⊂)なんて思ってて
協力隊の説明会の相談ブースで↑を伝えたところ、

「事務職ってことは、、パソコン使えますよね?? PCインストラクターはどうですか?」
とすすめていただき。

「なんじゃそりゃ? いやいやそんなパソコンとか詳しくないし」と思いつつも要請内容を見てみると
多かったのが、

・小学校でパソコンを初めて扱う生徒たちにマウス操作、タイピングなど基本スキルを教える
・職業訓練校でofficeソフトの使い方を教える。

といった感じ。

・Office系ソフトは毎日使ってるのでオフィスワークでは問題なく使える

・新入社員の指導係経験あり

…ん?あ、(多少知識を補強すれば)自分いけるかも? オオーw(*゚o゚*)w

と思いこの職種で応募することにしました。

 

パソコンにそれほど詳しくない私でも大丈夫?

途上国でPC指導、なんて思いつきもしなかった私。
勧めてもらって初めてこの職種の存在を知りました。

それと、「パソコンで事務作業ができる」なんて
日本でオフィスワークしてたら当たり前のスキルだったから
これが生かせるなんて思いもしなかったわけです。

 

オフィスワークで使えるレベルでの知識しかなく、
プログラミングとか、Web系の知識とかは皆無でした。
なのでIT職種の応募はちょっとためらいました。

 

しかし、途上国ではまだまだPCがあまり普及していなかったり
PC教育がきちんと行われてなかったり
事務作業のスキルもそうですが
それ以前に、マウスやキーボードの使い方から指導する必要があるのです。

だから、オフィスワークレベルでPC使えるよ、って人材でも活躍できるってわけです。

 

(ちなみに類似職種に「コンピューター技術」というものがあり、こちらはシステムのメンテナンスやプログラミングなど、より高度で実務経験がいるようです)

 

 

とはいってもやっぱり不安…という方に

オフィスワークは問題ないけど…
それ以外の知識なにもなくてやっぱり不安!という方もご安心ください。
私もそうでした。

技術補完研修

合格がきまってから、「技術補完研修」というものがあります。

途上国でPC指導する際に起こるであろうトラブルを想定した研修となっており

・PCが不調で起動しないときのリペアのしかた
・簡単なネットワーク構築の練習
・効果的な指導方法とは?

などなどみっちり学べます。

初心者でも理解・習得できるようなプログラム構成で

パソコンの中身なんて見たことなかった私でも、
実際にパソコンを修理できるようになりました…!!

この研修が今ものすごく役立っています。

ITパスポート

その他、研修までに自分でできる対策としては
「ITパスポート」という資格を取得するのがおすすめと思います。

ITパスポート試験とは? 詳しくはこちら→【ITパスポート試験】情報処理推進機構 – IPA

ITに関する基礎知識をはかる試験なので、
この試験内容をカバーすることでIT基礎知識についてしっかり理解できるようになります。
ちなみに国家試験です。

あと、全国にあるテストセンターでの受験(コンピューターでの受験)なので
自分の都合のいいときを選んで受験できます
合否結果もすぐに出ます(証明書発行には1か月程度かかります)

 

PCインストラクターでの受験を考えていて、
知識がないから合格できるか不安、という方は
受験前にこちらの資格をとっておく
ITの基礎知識があるという証明にはなるので安心材料になるかと。

 

ちなみに私は協力隊受験するまでにITパスポート取得が間に合わず、
一次選考の書類には「ITパスポート取得見込」と記入し
一次選考と二次選考の間に勉強、受験し合格。
二次選考の際に「ITパスポート取れました!」と報告しました。

さいごに

最後に!
これ結構重要なことですが!

PCインストラクターは資格がいらない職種の中では

比較的倍率は低いです! ある意味穴場だと思います!!

 

 

オフィスワークの経験ありパソコン作業に抵抗がない方で、
専門性がなくて悩んでる方におすすめの職種であるといえます!!

 

 

「自分には何ができる?」とお悩みの方。
ぜひ一度ご検討ください^^

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