Safari njema!

Trip to Dodoma**Day3-小学校訪問-

time 2017/08/28

Trip to Dodoma**Day3-小学校訪問-

ムネニア2日目。
前日の移動疲れと停電疲れにより、朝はゆっくりスタート。
同期隊員の任地にはピースコーボランティアもいるのですが(アメリカ版協力隊みたいな感じ)、、彼が朝からパンケーキを焼いてくれました!
おしゃれ!!おいしかったです。

村をぶらぶら歩いて。

こんな大きい木があったり。
木の下でテイクアウトしたChipsi mayai(フライドポテトの卵とじ)を食べたり、撮影会したり。

やっぱり外国人が珍しいからか、ちょっとゆっくりしてるとみんな寄ってきます。

でもシャイな人が多い、タンザニア人。
遠巻きに眺めててなかなか近づいてこないことも多いです。

みんなで撮影会を楽しんだ後、、
いよいよ小学校訪問。

小学校訪問

Mnenia Primary Schoolにおじゃましてきました。

歓迎の歌(たぶん校歌)でもてなしてくれました。
歌い始めてたのですが、先生的に気に入らなかったようで笑
指揮者を任命し、仕切り直し。

先生の権力は強そうです。

小学校にきた目的は「ももたろう」の読み聞かせ!

ひととおり自己紹介を終えたあと、読み聞かせにはいります。

ももたろうの読み聞かせ

同期隊員がずっとやってみたかったとこと。
スワヒリ語版ももたろうを持っている同期隊員。交互に読んでいきます。
読むだけだとイメージしづらいかもとのことで、日本語の絵本も持ち込み、話の進み具合に合わせてめくっていきます。

ちなみに、いくつかスワヒリ語版の日本の昔話があるのですが、、ももたろうに似た話がこちらにもあるらしく。
いちばんとっつきやすいのではないか、ということでももたろうを選んだようです。

生徒の反応もなかなかよかったです。たのしんでもらった模様。

絵が描けない??!

読み聞かせのあとは、ストーリーをイメージして絵を描いてもらう。
ほんとは全員にやってもらいたかったけど、、予想以上に人数が集まったので、6年生だけに。


「ももたろうのお話を聞いて、その場面の絵を描いてください!」

と生徒たちに伝えるものの。。

絵が描けない。何を描いたらいいのかわからず戸惑う生徒たち。
ももたろうのお話を文章で書く子も現れる。

読み聞かせではあまり話を理解できなかったのかな?と思い、、
小学校の先生にもういちど絵本とともに話をしてもらう。

なかなか先生にもこちらの意図がわかってもらえず、何度も伝える。

「絵本にあるみたいに、お話をイメージして絵を描いてみて!」
「文章じゃないよー」
などなど、試行錯誤しながら声かけして、ようやく絵が描けました。

絵が完成したあと、みんなで外で記念撮影。
ひとりひとり絵とともに写真撮りたいくらい、素敵な作品がいっぱいでした

絵が描けない理由は…?

こどもたち、絵を描いたことがないみたいなんです。
図工とか美術といった科目が存在しない。

だから、絵を描いて!っていきなり言われてもどうしたらいいかわからなかった。
最初は、「絵を描いてみて」って言っても「できない」「わからない」と即答されてしまいました。

タンザニアの教育は、詰めこみ教育。
考える力を養う、というよりは、覚えてなんぼ!の世界です。

絵の上手下手は置いといて、、
日本で育ったわたしたちは、小学校、いやその前の幼稚園や保育園などでも、絵を描く機会が何度もあったから。
とりあえず、絵を描くことはできる。描き方はわかる。

けど、これまでの教育のなかでそういった機会がなかったタンザニアのこどもたち。
絵が描けない、何を描いたらいいかわからない、、って言われたのは衝撃だったけど…
そりゃやったことなければわかんないよね。

詰め込み教育なのは、自分の配属先の専門学校の授業を見ていてなんとなく感じていました。
板書をひたすらノートに書かせる授業がおおいこと。
(でも記憶力のよいタンザニア人…びっくりするほどちゃんと覚えてる。私だったら単位落としそうだなとすら思った笑)

小学校の段階から、そうなんだなと。

あと、配属先の専門学校の先生が作る授業の資料やスライド。
文字ばっかだなーと思ってて。
絵を描く、簡単にでもデザイン工夫するなどすれば、もっと見やすいのに。とぼんやり感じていましたが。
小さいころからこういう教育受けてきたことも、ひとつの理由なのではないかと。

それならば、簡単にでも絵や図を使ってデザインすることを伝えて、もっとわかりやすい・イメージしやすい授業を作る手助けをしてみたらどうだろう。
デザインについてはほぼ何も知らないから、少し勉強してから「文字だけじゃなくてこんな伝え方もあるよ」と伝えてみるのはどうだろう。
そんなことを思いました。

そういえば、、訓練所の語学教師(タンザニア人)も
たまに絵をかいて説明してくれたけど…お世辞にも上手ではなかった笑
本人も絵は苦手!と言っていた。。

絵を描くことは、ただ単に「絵を描く」ことを学ぶだけでなく。
考える力、想像する力、工夫する力、、
いろんなことを絵を描くことを通じて、知らず知らずのうちに学んでいたんだなあと思いました。

そういった学びがいかに重要か。
ももたろうの読み聞かせから、いろいろ考えるきっかけをもらいました。

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